執事と羊
「熱は.......ありませんね。
良かったです.....」
そんな安心したような目でみないでよ
宝井さんってホントよく分からない。
優しいのか意地悪なのか...
「さてと...
余計な時間をとってしまいましたね?
ストレッチの続きをしますよ?」
「........はい。」
返事をしたものの
あたしの鼓動は鳴り止まない。
宝井さんの手があたしの体に
触れるたびに反応してしまう。
おかしいな。あたし、どうしちゃったの?
自分に言い聞かせてみるけど
答えは返ってこない。
コンコン...
「はい。」
「夕食の準備ができました。」
メイドさんが部屋に入ってきて
夕食の知らせをもってきてくれた。