執事と羊




リビングのドアが開いて
お母さんが顔を出した。



「お母さん!!」


すると、宝井さんは席をたって
あたしの横に行き



「失礼いたしました。
奥様。」




頭を下げている宝井さん。
もしかしてこうなることがバレたら
困るから今まで断っていたの?



じゃあ、あたし悪いことしちゃったじゃない!!



「お母さん!!違う「あなたが宝井さん?」



あたしの言葉を遮って
お母さんは宝井さんに問いかけていた。



クビだけは....




「はい、そうでございます。
執事が出過ぎた真似をしました。」










「あ〜ら、何言ってるのよ!!
あたしは全然構わないわよ?」




えっ!?
< 96 / 536 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop