明日、晴れの日
「ココ。誰も近寄らないんだ!薄暗いし、見渡り悪いし…。 でも!!俺は一番ココが好き。」
中に入れば…
薄暗いなんて感じさせない。
目の上までも葉たちが多い茂り、
隙間からたくさんの光が溢れ。
誰もを自然へと解き放つような…。
「気持ちいし…すんごい落ち着く。」
そうだね。
真ん中に一つのだけの遊具。
ブランコだった。
栄一はブランコの一つに座った。
私ももう一つに腰をかける。
「きれいだろ?」
コクン―
「落ち着くだろ?」
コクン―