アイドル彼女【続編】
「あたしね、ジェットコースター乗りたいの!!」
空にまで届きそうな高さのジェットコースターを指差して目を輝かせる静香に
「無理だから…」
「静香、ウチジェットコースター苦手なの。」
「俺も…」
と、静香になるべく目を合わさずにそう言った。
「…………。」
ヤベッ。
さすがにヤバイと感じた三人は、顔を見合わせた。
「んでも、一回だけなら乗るよ。」
と俺は静香に微笑んだ。
本心は、
絶対乗りたくねぇ…んだけどね。。
「……本当に?」
潤んだ瞳で尋ねる静香にみんなキュンッときて、黙って頷いた。