アイドル彼女【続編】
「足元お気を付けてくださ〜い!」
若い男の人が俺と静香ちゃんを誘導し、
バタンッ
と戸を閉めた。
「「…………。」」
暫くの沈黙が続いた…
「綺麗だね。」
外の景色を見つめる静香ちゃんがあまりにも綺麗で
ドキンッと胸が鳴った。
「そうだね。ちょっと…高いの怖いけどね。」
「怖いのッ??陽助くんなんでも平気だと思ってたけど、あ。ジェットコースターもダメだったんだよね?」
笑いながら俺に視線を合わせる静香ちゃんに
どうすることも出来ずにすぐ目を反らしてしまった。