アイドル彼女【続編】
「お前さぁ。。よく、アイドルが彼氏の女を好きになれるよな?」
笑いながら陽助に尋ねてみると逆に陽助は真剣な表情で言った。
「別に…彼氏がヤクザだろうがオヤジだろうがアイドルだろうが…好きになっちまったんだから仕方ないだろ?」
まぁ…確かにそうだけどよ。。
「こう言っちゃ何だけど、陸…結構手強いよ?陽助が勝負出来るうな男じゃない」
って…陽助もわかってることだろ??
「知ってるよ。。そんなの最初っからわかってる…でも、諦められねぇんだよ。。」
コイツ、めっちゃ啓に似てるな…
負けず嫌い?
ただのひねくれ??
まぁ…俺も人のこと言えねぇけどな。。
「そ。なら、俺は何も言わない…。。あ。最後に報告!!陸にお前のこと知られたから。。」
そう言い捨てて微かに聞こえた「ええーッ!??」という、陽助の叫び声を無視して俺は、部屋の戸を閉めた。