アイドル彼女【続編】
姫の決意
―裕也―
目の前に記してある白いボードとさっきから睨めっ子中の静香に目をやる。
「んー。。ねぇ、明日と明後日あたしと交代してシフト入ってくれない?」
「なんで?」
「別にいいでしょ?今度あたし裕也の代わりに入るから!!」
…んなの、やだよ。。
「俺明日と明後日忙しいの!」
って言っても…明日千和とデートするだけだけど。。
まぁ、デートは大事だし?バイト入るわけにわいかねぇし?
「…どーせ。暇なくせに…」
と、俺を睨むと静香は丁度私服に着替え終わった陽助を見つけて
「あ!陽助くん!!」
あーぁ。陽助に頼むとか最低だな…
「ん?何??」
陽助は、柔らかい笑みを俺たちに向けながら近づいて来た。