アイドル彼女【続編】
「バカだろお前。死んでも言いたくない台詞だぞ、それ!」
「うっそー。なんか陽助さんなら言いそうなんだけど?」
ニヤニヤする栞ちゃんを軽く睨んで俺は、先に歩き出した。
「言わないよ、そんなこと。つか…言われたい側の方がおかしくない?」
栞ちゃんのヒールの音が聞こえるのを確認しながら俺は言う
「おかしくない。言われたいもん、女はそんなもんなの!!」
ガシッと肩を掴まれ少し重みを感じた。
俺は、
「へぇー。」
と関心しながら栞ちゃんの手をはらった。
「陽助さんって本当にわかってないねぇ?」
呆れた声に少しカチンときた。
しゃねぇなぁ?
「あ!あの星綺麗!!」
「ちょっと!?人の話聞いてる?!!」