アイドル彼女【続編】
「あ。陸くん!」
俺に気づいたカメラマンが手を軽く挙げた。
俺も手を挙げて軽く会釈した。
「どうも。」
俺を呆然と見上げる静香に首を傾げた。
「何?」
俺につられて静香も首を傾げた。
良かった…
いつもの静香だ。
さっきの大人な静香が頭から放れなかったから、ちょっといつも通りの静香に胸を撫で下ろした。
「…い、いや?なんか陸っぽくなかったからさ。」
頬を染めて優しく微笑む静香の唇を奪いたい…。
もし、今の台詞で周りに人がいなかったら
静香をめちゃくちゃに乱してたと思う。
バスローブ一枚に身を包む可愛い彼女に男は我慢出来ない。
そうでしょ?
男性諸君。。
「静香こそ、いつもと違うから心臓破裂しそー。」
笑って手を出したいという欲望?の気持ちを誤魔化した。