アイドル彼女【続編】
「お前?知ってるか??」
俺の大事な髪をくしゃくしゃにしながら啓は俺の顔を覗き込んだ。
「なにが?」
俺は啓を睨み上げながら首を傾げた。
すると、
啓は、鼻で一回フッとバカにしたかのように笑うと俺の肩に触れて
こう言った。
「静香ちゃん…此処の近くのレストランで働いてるってよ。」
はぃ?
…なんですかそれ?
初耳ですけど??
「やっぱ知らなかったのか。そうかそうか。。」
ポンポンっと肩を叩きながら啓は、ニヤつく。
「うざ。」