アイドル彼女【続編】
「んじゃ、陸くんも加わったんで…大胆にポーズとっちゃって下さい。恋人同士なんだから♪」
カメラマンの声に現実に戻された俺達は、さっきよりも身体を密着させた。
俺の左手は、静香の腰へ…そして、少し水が入ったスプレーを髪にかけて濡らして右手で髪をくしゃくしゃにしながら
ちょっとセクシーさをアピールすると
「ちょっとー、陸くんはいいけど…静香ちゃん!!いくら陸くんがかっこよくても、見とれなーい!!」
カメラマンさんが口をはさんだ。
「す、すみません!!」
顔を真っ赤っかに染めながら頭を下げて謝る静香に俺は、ついニヤつく。
「見とれすぎ〜。」
「うるさい!!もぅ…陸のバカッかっこよすぎるんだよッ」
プゥー。と、幼稚園児みたいにほっぺたを膨らませると俺を睨んだ。
静香のその言葉で俺の気分はウキウキになっていた。