アイドル彼女【続編】
「ホラ、帰り飴ちゃん奢ってやるから元気だして?」
「は?飴ちゃんなんかいらないし!!」
飴ちゃんって言ってる時点でお子ちゃま。
可愛すぎ…
「あの、これってキスなしですか??」
俺の言葉にドッとスタジオが笑いに包まれた。
静香は、怒って俺の背中を赤くなるまで叩いていたが、結局笑っていた。
「ええー、どうしよっか??」
カメラマンは、周りにいるスタッフを見渡しながら笑顔で
「いいんじゃない?採用されちゃうけど。」
と、またスタジオは笑いに包まれた。
俺は、「かまいませんよ!」と笑いながらさりげなく静香の肩に触れた。
静香は、ビクッと敏感に反応すると俺を見上げた。
俺は、ニコッと微笑むと次の瞬間激しく静香の唇を塞いだ。
周りから「ヒュー」という冷やかしなんて今の俺には聞こえない
ただ、ひたすら静香を酔わせるだけ…