アイドル彼女【続編】




「田代さん!俺の携帯ありますか?」


田代さんは、俺に気づいて慌てて手に持っていた俺の鞄の中から薄い黒のプライベート用の携帯を取り出して


そのまま俺に手渡した。


「はい。電話は、外でしてきてね。」


そして田代さんは、雅樹と啓を迎えに行くと言って俺の鞄を椅子の上に置いて去って行った。


俺は、田代さんの後ろ姿を見送ると携帯の電話張を開いた。


カチカチ












…プルルッ


プルルッ


ピッ


《もしもし?》


「お。裕也?今平気??」

《おう。どうした?》


俺は、携帯片手にスタジオを後にした。




「明日、お前暇?」


《明日……?なんで??》



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