アイドル彼女【続編】

男の事情





――――


「あーたしさくらんぼー♪もう一回!!笑顔さく〜…♪♪」


何故か一人立って歌って、勝手に盛り上がってる裕也を見て俺は


泣きそうになる。


「なんでそんなにテンション高いんだよ〜!!」


歌い終わった裕也からマイクを奪ってそう叫んだ。


「うるせぇ!!耳が痛いだろ!?」


あっさりと裕也にマイクを奪い返されまたそれに俺は落ち込んだ。


「…ちぇッ。なんだよ。」

「なんだよじゃねぇよ。ホラ、お前もなんか歌えよ?一応アイドルだろお前!!」


ドサッ


と、見てからにも重そうなド分厚い曲のリストを俺の目の前に置いて裕也が持っていたリモコンを無理矢理持たされた。


「アイドルって…ついてないよなぁー。。」


「いいから早く入れろー!」




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