アイドル彼女【続編】
「は??何言ってんの?」
ゆっくり裕也の胸ぐらから手を離して裕也と視線を絡ませた。
「あ。知らなかったの?お前にキスした子、静香の親友だぜ?栞ちゃんだっけ??」
たったその裕也の言葉で
一気に俺の気持ちが崩れ始めた。
栞ちゃんが
静香ちゃんの親友?
栞ちゃんが??
「…悲しいね。好きな人の友達に好まれるって…。。でも、いい機会なんじゃない?今のうちに栞ちゃんに心代わりしなよ?」
俺から離れてゆく裕也はどこか寂しげだった。
「裕也…なんかあったの?彼女さんと喧嘩した?」
俺の言葉に裕也は正直に背中がピクッと反応した。
図星…?