アイドル彼女【続編】
「……別に。」


と、小さく呟いた裕也がドアノブに手をかけた瞬間…



ガチャッ


「よぉ!」


と、見覚えのあるヤツが裕也より先にドアを開けた。












「陸?!!」













今日の俺ってついてないね。










「なんで此処に?お前仕事は??」


「ん?今日の仕事は、もう終わった。」


私服なのか衣装なのか区別がつかないほど、彼はオシャレだ。


敵わない…


そんなのとっくのとうに知ってるさ。


「関係者でないのに勝手に入って来ないで下さい。」

でも、そんなのどうでもいい。


「…またアンタか?」


一応…貴方より1つ年上ですが??


「…またって…。酷いですね?いい歳してアイドルやってる人にアンタ呼ばわりって…」


力なく笑ってそう言うとまたまた今は会いたくない人が現れた。


「ちょっと陸!?何してんの??」




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