ラブ♡プレゼント
それに…

具合悪いんじゃないもん……。


「陸ぅ~この子もそう言ってるしさ、

早く行こう♪

みんなきっと陸の事待ってるよ!!」

「……ホントに大丈夫かよ…」


陸が女の人につかまれていない方の手で、

私の頭を撫でる。


やっぱ冷たい時はあっても、

優しい時は優しいな。


さっきは冷たかった陸の手も暖かい…。



それに女の人に掴まれている方の手で、

撫でられてもそうは嬉しく感じないしね。


「だっ大丈夫だよ…?」

「そう……じゃぁ、

俺行くな?」

「うん……」


陸の馬鹿……。

私は下唇を血が出るんじゃないかってほど、

強く噛んだ。
< 6 / 20 >

この作品をシェア

pagetop