パパとママのヒミツ♪
「青山の!?」
「あぁ。」
「聞いてない!!あたし、そんなの聞いてないって!」
「言ったっつーの。おまえ馬鹿だから忘れてるんじゃねぇの?」
・・・・・
そういえば・・・・
「俺、今日から少しずつおじさんの会社手伝うことになったから」
そんなこと言ってた気がする。
「・・・・・・」
「思いだした?」
「・・・うん」
青山の叔父様は想のお父様の年の離れた弟さんで。
若くに会社を立ち上げて今は千人の従業員を抱える大きい会社の社長さんをしている。
「俺の頭脳を借りたいって・・高校生にムリなことをよく頼むよな」
ってブツブツ言ってたっけ?
「そっか・・浮気じゃないのね・・」
ホッと一安心したのもつかの間
「なに?俺のこと心配したわけ?」
いつの間にか近くにある顔に
どう視線を持っていけばいいのか分からなくなる。