パパとママのヒミツ♪


想はあたしにそう言ってくれた。

人にバレて(正確にはバラしたんだけど)しまったあたしたちの関係。


高橋くんが誰かに話すなんて信じたくはないけれど



確実に話さないっていう保障はどこにもない。




学校中に知られたら

あたしたちはここにはいられない。




もし誰かに何かを言われたら・・・・



そう思うと手が震えてしまう。


「なに弱気になってるんだよ」

想がコツンっとグーであたしの頭を優しくごつく。

「だって・・・」

せっかくできた友達も全部壊れてしまうかもしれないんだよ?


「誰もいなくなっても、俺がいるだろ?」

「想・・・」

「なんて、多分なんもねぇんじゃねぇか?」

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