パパとママのヒミツ♪

次に出た言葉はとてつもなく鋭くて

あたしの胸に強く刺さる。


「こんな子と結婚してたなんて」
「やめろよ」


想がさくらさんを睨みつけ

「コイツの悪口をそれ以上言ってみろよ?
いくらお前でもただじゃおかねぇぞ」



そう言ってあたしの前に庇うように立ってくれた。


「そんなに怒らなくてもいいじゃない。
まぁいいわ。これからは毎日一緒ですもの。それじゃあまたね」


ふっと笑ってあたしたちから離れようとした時



「あの時の声はもっと大人っぽかったのに。それは声だけだったのね」




すれ違いざまに呟いた言葉に



あたしの体中の体温が一気に冷めていく。


あの時って


・・・・・まさか


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