パパとママのヒミツ♪


「今まで黙ってて悪かった。」

「想・・」

「でも、信じて欲しい」

「分かってる。あたしには想しかいないんだから」



あの頃も

今も

これからの未来も



あたしの隣にいて欲しいのは想だけ。


「想の事、信じるから」


そう言うと想は

「フッ」

と笑ってからまたあたしを抱きしめた。


「さくらが気になって仕方なかったくせに。」
「う・・・」

「俺のこと信用してない証拠だな」
「そんなこと!」


そこまで言って急に口を塞がれる。

「コソコソすんな。それに」

「それに?」

「いくら夫婦でも、互いの気持ち知ってても、
言葉にしなきゃわかんねぇことだってあるだろ?」

< 145 / 332 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop