パパとママのヒミツ♪
「今まで黙ってて悪かった。」
「想・・」
「でも、信じて欲しい」
「分かってる。あたしには想しかいないんだから」
あの頃も
今も
これからの未来も
あたしの隣にいて欲しいのは想だけ。
「想の事、信じるから」
そう言うと想は
「フッ」
と笑ってからまたあたしを抱きしめた。
「さくらが気になって仕方なかったくせに。」
「う・・・」
「俺のこと信用してない証拠だな」
「そんなこと!」
そこまで言って急に口を塞がれる。
「コソコソすんな。それに」
「それに?」
「いくら夫婦でも、互いの気持ち知ってても、
言葉にしなきゃわかんねぇことだってあるだろ?」