パパとママのヒミツ♪
「そう・・なんですかね?」
「あら、そうじゃなかったら手を握ってなんて目立つことしないわよ」
フフッと笑いながらお母さんがカップに入ってるコーヒーを飲み干す。
そう・・だよね
あたしは愛されてる。
そう思ってていいよね?
もう少し自信持っていいよね?
「さ、私も仕事しなくちゃ!」
お母さんの仕事スイッチが入りだす。
「あたしもそろそろ戻ります。」
ペコリとお辞儀をして保健室のドアに手をかける。
「ありがとうございました。青山先生」
「いいえ。今日は晩御飯家で食べましょ?」
「はい!じゃあ花を迎えに行ったら連絡しますね」
先生の笑顔を見てからドアを閉めて廊下を歩く。
廊下の窓の外には綺麗な桜が咲いている。
満開だな・・
授業はとっくに始まってるけど
今から行ったってどうせ分からないし。
後で想にノート見せてもらえばいいよね。
「少しだけ」