パパとママのヒミツ♪
「きゃー!!想様よ!!」
「今日も素敵よね~」
キャーキャー煩い声が学校中に響く。
右を見ても左を見ても女の子ばっかり。
本当に飽きないよなぁ~
なんて思いながら、女子たちが騒がずにはいられないこの学校の王子様、
青山想の後ろについて歩く。
「ねぇ、毎朝大変なんじゃない?」
なるべく周りに聞こえないように彼に聞いてみるけど
「・・・・・」
周りが煩過ぎて聞こえないのか、聞いてないのか
彼からの返答はない。
・・・・そうだよね
あたし達は学校に入ったら他人なんだっけ
じゃあ学校から出たら?・・・って?
それは・・・