パパとママのヒミツ♪


高橋くんが女の子とどんな付き合いをしてるかも知ってたし。



ただ見てるだけで良かった。


その好きな人が


私の一番の友達を好きでも

平気なフリして過ごしてきた。

だけど



あの日


高橋くんが初めて私の体に触れたとき


私のことを優しく抱きしめてくれた。



まるで私が壊れ物のように



大事に


大事に抱きしめてくれた。



そんな余裕なんてなかったはずなのに。



それで思ったの。



気持ちを伝えてみようって。



玉砕するのはほぼ決まりだけど

それでも私の気持ちを聞いてもらおうって。


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