パパとママのヒミツ♪


乱れた髪を一生懸命直してるあたしに想は何故かニヤリと笑った。


この笑顔は

想が何か変なことを思いついた時の顔



「そういえば・・今って俺らしかいないんだよなぁ?」

「へ?」


突然何を言うの?


確かに今ここにはあたしと想だけ。


お義母さんも今は体育館で始業式に参加してるし


他にベッドを使ってる生徒もいないし


「イイこと思いついたんだけど♪」


・・・絶対にイイことじゃない!!


「ち、ちょっと!?想くん?」
「いいじゃん別に」

そんなそんな

パニくってるあたしなんかお構いなしに想がどんどんあたしに近づいてくる。

「ほら、ちょうどベッドもあるし♪」


そりゃ床でするよりはベッドの方が・・・って

なに考えちゃってるの、あたし!!

「ほら、メイ?」

肩を掴まれて耳元であたしの名前を囁く声に



あたしはもう失神寸前!!


あたしこんなとこで

こんな昼間っから


シちゃうのぉ~~~~????

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