パパとママのヒミツ♪
どんなに近くにいたって
どんなに想を好きでも
想は私じゃない
私の横にいた女の子が好きなんだ。
いつからか
私の大切になってしまった友達
最初はすごくイヤだった。
途中から出てきた子に想を取られるなんて
とても耐えられなかった。
だけど
想のあんな優しい顔
私には出すことなんてできない。
「完璧に負けたよ・・」
ふと上を見ると、
オレンジがかった空に一つ、キラキラ輝く一番星。
学校をサボるつもりなんてなかった。
だけど
笑顔で想とメイの前で振る舞える自信もなかった。
そう思ったら突然ここに来たくなったんだ。
想を初めて好きになった
この小さな公園に。