パパとママのヒミツ♪
「よう」
右手を挙げてぎこちない挨拶をする高橋くん。
「どうしたの?」
何が何だか分からなくて
どうしてここにいるのかが気になって
つい高橋くんの近くまで寄ってしまう。
「急にごめん、大木の家・・佐山に聞いたんだ」
「メイに?」
「やっぱりちゃんと話しておきたくて・・
その、昨日のこと・・」
「昨日って」
昨日の告白のこと?
「だけど、あれは高橋くんが」
「そう、オレ確かに大木を断った。だけど」