パパとママのヒミツ♪
「わ、私たちは別に責めてるわけじゃ」
「るせーな。こっちからしたら責めてるように聞こえてんだよ!」
「想、もういいよ。行こう?」
ぐいっと想の腕を引っ張っる。
これ以上
花にこんなところ見せたくない
「大きな声を出してすみませんでした。」
ぺこりと頭を下げて
ベビーカーを押しながら公園を出た。
「もっと早くに来れば良かったな」
わりぃ
そう言いながらあたしに謝罪を述べる。
「めずらしいね、想が謝るなんて」
いつもは
俺様で
強引なのに
謝ることなんて
めったにしないくせに
「本当に変なの」
想の珍しく落ち込む姿に思わず笑顔がこぼれる。
「お前の親と約束したのに。俺は何もできなかった」