パパとママのヒミツ♪
「約束って・・」
もしかして
「想があたしと花を守るって約束?」
「あぁ」
それはお父さんとお母さんが想に言った
約束。
「誰かに俺達やメイのことを責める人がいるかも知れない。
その時は全力でお前や花を守る。俺はそう誓ったのに」
「俺はお前を泣かせてしまった」
「え?」
想の温かな指があたしの頬を優しく撫でる。
「やだ、あたしったら」
今の今まで泣いてることに気付かなかったみたい。
「ごめんな」
どうして?
どうしてこんなに優しいの?
いつもみたいに意地悪なこと言ってよ?
お前がしっかりしないからだって
怒ってよ
そんな優しい言葉掛けるから
涙が止まらないじゃない
「・・ひっく、そ、そう。あたし」