パパとママのヒミツ♪
あんな事を言っておきながら
本当は
今
少しだけ
これで本当に良かったのかと思う。
コイツの
こんな顔
もう二度とさせないと誓ったのに
俺は
同じことを繰り返してしまった。
俺に本当にメイと花を幸せにできるんだろうか
これからもこいつらを守れるんだろうか
父親として
メイの旦那として
これから訪れるあらゆる困難から
俺だけの力で
二人を守ることができるんだろうか?
「ねぇ想?」
胸の中にいたメイが俺を見ている。
そのまっすぐな瞳に
今俺は答えることができない。
「なんだ」
それだけ言って視線を地面に落とす。
結局俺は弱いんだ
いつも強いフリなんてしてるけど
俺は物凄く弱い。
「想は言ってくれたよね?あたしの思うように育児をすればいいって」
「あぁ」