パパとママのヒミツ♪



我に返ると目の前にいるのは心配そうな顔をしたメイと花。


「な、なんだよ、近いな」

「だって、何回も呼んでるのにちっとも返事ないんだもん。ね?」

「ねぇ~~」


「ちょっと考え事。」


フッ笑いソファから立ち上がる。



「想、どうしたの?」



「混まないうちに出かけるか。花、おいで」



手を伸ばすと花が俺の胸に飛び込んできた。



「あ、ずる~い!!あたしも!」


「は?」

「あたしにもおいでってして?」


「馬鹿か、お前は」


「だって・・いいじゃん♪」

「やだね」


俺の言葉にぶすっと頬を膨らませるメイ。



ったく



仕方ないな


「メイ」


名前を呼んで



ちゅ



唇に小さなキスを落としてやる。



と、同時に


ボッと赤くなる顔。


「嬉しいだろ?」


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