パパとママのヒミツ♪
そういたずらっぽく笑ってあたしの頭をよしよしと撫でてくれる。
「嬉しくなんかないもん!」
素直に認めるのが悔しくて
つい反対の事を言ってしまう。
ほんと、あたしの馬鹿
「ふ~ん。まっ、いいけど。花、楽しみだな?」
「うん!ぞぉ♪ぞぉ♪」
「花は象さんが好きなんだな」
「うん!!」
「花は素直でいいなぁ。それに比べて・・・・」
うっ
明らかに想の視線はあたしの方を向いていて
だけどあたしは想の顔を見ることができない。
えーえーえー!!
どうせあたしは素直じゃないです!!
「さ、行く用意しなくちゃ。」
とにかくこの場から逃げたくて
パタパタとスリッパの音を鳴らしながら寝室に逃げ込んだ。