First Love ~last love~


二人で学校から帰る途中
俺は話をきりだした。


「あのさ澄花…21日誕生日じゃん?」


「うん。」


「二人で過ごしたいんだけど、あいてる?」


澄花は笑顔でうなずいた。


「それでさ…。」


緊張して言葉が出てこない俺を澄花が急かす。


「俺んち泊まりに来ない?」


澄花が俺の方を見たまま固まる。


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