three days
中はうっすら明かりが灯っている程度。


「きゃーっ!」


前に入った人の悲鳴に思わずビクッとした。


「怖いの苦手?」


颯太に聞かれて、


「ちょっとね…。でも大丈夫。」

そう言ってはみたものの、少しずつしか足が先へ進まない。

(やっぱり怖いな…。)


“ぎゅっ…”



颯太がこんな私を見兼ねてなのか、そっと手を握ってくれた。
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