three days
教室では、みんな片付けに取り掛かりはじめている。

まだ人数は、まばらだ。


「紗帆ちゃん!颯太とラブラブだったねえ!」


教室に入ろうとした途端、廊下にいたクラスの女の子数人が集まって来た。


「二人はもしかして、フリなんかじゃなくて、本当に付き合ってるんじゃない?」


「ちっ…違うよっ」

思わず私は否定した。





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