three days
表情から今の話を聞いていたことは、すぐに読み取れた。


「あの……」


「そうだよな!俺たち文化祭の間だけ限定で、しかも紗帆には彼女のフリをしてもらっただけ。ただそれだけだもんな!」


私が話そうとしたのを待たずに言った。


いつも冗談を言う時のテンションだ。


私の前に来ると、

「付き合わせちゃって、ごめんな…。」


小さい声で言い、教室に入って行った。

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