three days
「あの頃はクラスメイトとも馴染みはじめてきた頃だったもんな。

まだ俺のこともよく知らなかっただろ?

思い出せないのも無理ないよ。」


颯太は言った。


「私、雨が舞う中、落ち込んでる颯太を見たら可哀想だって思って…。傘も無さそうだったし、風邪ひくかもしれないって思ったんだ。
颯太はちゃんと覚えていたのに…

ごめんね。」


再び私は颯太に謝った。
< 76 / 85 >

この作品をシェア

pagetop