three days
少しおさまっていたドキドキが、また大きくなってきていた。


「…でも、なんか近寄りがたいし、声かけるの恥ずかしくてさ。なんとかして話をする機会がないかって、ずっと思ってたんだ。」


「それで、高校生活最後の文化祭…。これがラストチャンスだと思って、ダメもとで、誘ってみたんだよ。」


「そっか…」


そういう風に思ってくれていたんだ…。


心が、じんわり温かくなった。
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