合計5日の非日常。
「あずさ、お前…。」

「私はお前の所有物じゃねえんだよ。お前の好きなようにさせるなんざ出来ねえから。」

久遠は私の答えに何も返さなかった。
まだ痛そうだったし。

私は用具カゴに寄り掛かって、三角座りで自分の腕に顔を埋めた。

正直、怖かった。

まさか久遠がいきなりあんなことをしてくるとは…ショックだった。

受け入れてやるべきだったのかもしれない。だけど…急すぎるし、何よりあんなことを言われた後、あっさり受け入れるのは…どうしても抵抗があった。

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