身代わり 片思い恋愛
『でもな。』 『私は、雪ウサには何も期待してない。 だから、帰って。昨日の事は、1夜限りの事。 だから、お互い、忘れよう。』 雪ウサを玄関に追い出した。 『宇佐美クン、バイバイ。 元気でね。』 最後に“雪ウサ”って呼ばなかったのは、 私の決意。 これで、7年越しの片思いに、決着を付けたはずだった。 でも…後から後から溢れる涙を 止める事が出来なかった。