身代わり 片思い恋愛
『有り難うな。大切にするな。』 大切そうにしまった雪ウサ。 まだ、愛里の事…好きなんだね。 雪ウサを見るのが辛い。 胸がはりさけそうだよ。 だから私は、逃げた。 『ごめん、そろそろ行かなきゃ』 って… 『えっ、もう行っちゃうの?』 『残念だけれど、 約束があるんだ。』 『仕事、忙しいの?』 『まあね。 愛里、お土産有り難う。また連絡するね。 宇佐美クンも、 元気でね。』 私は、店を後にした。