身代わり 片思い恋愛
玄関を開け、俺を見たサクは驚きの表情を 隠せなかった。 『私… 無理って言ったよ。』 『でも、来たんだから、 部屋に入れてよ。』 『………』 『俺… サクに嫌われてたんだ。 ごめんな。』 って、去ろとした俺の腕を サクが掴んだ。 『…サク?』 『…嫌いじゃないよ。』 『じゃさ、これに、 一緒に行ってくれる?』 って、差し出したのは… “喫茶 向日葵”の クリスマスパーティのチラシ。 『私で…良いの???』 『サクと、一緒に行きたいんだけど? 返事は?』