身代わり 片思い恋愛
『うん。』 『“クリスマスパーティの日、 午後6時にりす公園で待ってる。サクが、 来るまで待ってる。” …だって。』 『………』 りす公園は、“喫茶 向日葵”と、私の住んでるマンションの 中間にある公園。 正式な公園の名前は知らない。 だけど、りすの乗り物があるので 私は、そう呼んでいた。 『で、サクは…どうするの?』 『…わかんない…』 『私の結婚式の事… 聞いたよ。あの日、サクを抱いた雪ウサは… 最低だと思うよ。でも、サクは…雪ウサだから… 抱かれたんでしょ?』 『うん…』 『だったら、サクの気持ちを ちゃんと伝えなさい。』 『でも…雪ウサは…』