身代わり 片思い恋愛
『うん。』                         『“クリスマスパーティの日、 午後6時にりす公園で待ってる。サクが、 来るまで待ってる。”         …だって。』               『………』                         りす公園は、“喫茶 向日葵”と、私の住んでるマンションの         中間にある公園。               正式な公園の名前は知らない。                だけど、りすの乗り物があるので    私は、そう呼んでいた。               『で、サクは…どうするの?』                『…わかんない…』                     『私の結婚式の事… 聞いたよ。あの日、サクを抱いた雪ウサは…       最低だと思うよ。でも、サクは…雪ウサだから…      抱かれたんでしょ?』               『うん…』                         『だったら、サクの気持ちを      ちゃんと伝えなさい。』               『でも…雪ウサは…』
< 46 / 66 >

この作品をシェア

pagetop