身代わり 片思い恋愛
『帰ろうか。』 『えっ? パーティは?』 『もう、こんな時間だ。 パーティも終わってるよ。』 サクに腕時計を見せると、 残念そうな顔をした。 『サク、 俺と2人でのパーティは嫌か?』 『…雪ウサと、 パーティ?』 『嫌か?』 『嫌じゃない…嬉しい。 私ね、ずっと好きだった。 だから、この間の雪ウサの気持ち… 嬉しかった。でも…素直になれなくって… 雪ウサを信じてあげれなくって… ごめんね。』 俺は、サクを 力いっぱい抱きしめていた。 『俺こそ、ずっと、サクの気持ちに気付かなくって ごめんな。』 サクと、俺は、 手を繋いで帰った。