身代わり 片思い恋愛
お風呂に、お湯を入れている間…               私達はソファに座って、    クリスマスケーキを食べていた。               『ねぇ、雪ウサ。私…        身代わりじゃないよね。』               『まだ、言うか。』                     『だって…ちゃんと聞いておきたかったんだもん。       ねぇ、私は…   身代わり?』               『身代わりなわけないだろ。  正直…サクを抱いたあの日は        身代わりだった。』               やっぱり…わかってた事だけど…      やっぱり辛いよ(泣)               『でもな、あれがあったから、 サクへの気持ちに気付いたんだ…            俺。』               『えっ?           でも、私は、身代わりだったんでしょ。   なのにどうして?』               『翌朝、サク…笑ってただろう。気にしてないって顔してさ(微笑)あの健気さに…  惚れたんだ。なのにサク、あの日から無視するし…(泣)』
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