身代わり 片思い恋愛
本音
ホテルをチェックアウトして…                私達は、駐車場に停めてあった    雪ウサの車に乗り込んだ。               シートベルトを締めると、雪ウサは、  車を静かに発進させた。               『あのさ、             どこで食事するつもり?』               『サク、            なんかリクエストあるのか?』               『じゃなくって、私の服。』                 『確かに…             場所を考えちゃだよな。』               『だからさ、悪いんだけど、      家によってくんない?』               『途中で買えばいいよ。』                  『お金がないから…  無理。』               『それくらい、             俺が買ってやるよ。』
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