ペネトレイト・エンジェル
『この後どうするか?』と歩きながら話ていた所へ、基地全体に放送が流れた。
『KT部隊、ムツキ・ハバノ軍曹、至急基地司令官室まで出頭願います、…繰り返す、KT部隊……』
「…俺?」
「お前、なにやったの?」
放送を聞くと、ムツキはアーサーと顔を見合わた。
「いや〜、思い当たる、ふ、し、は…」
『無い』と言おうとして、ムツキは黙ってしまった。
つい先程、説教を受けた所だ。
しかし、わざわざ基地司令官直々に銃器の使用や補給について説教をする筈も無く…。
考え込み固まってしまったムツキに、アーサーはカラッとした笑顔で言った。
「至急…、だぜ、とりあえず早く行った方が良いぜ、…安心しろ、骨は拾わず外にさらしとくから」
アーサーの言葉にムツキは棒読みで返した。
「あーあー良いトモダチを持ってボカァ幸せだなー」
ゲラゲラと腹を抱えて笑うアーサーを後に、ムツキは司令官室に急いだ。
『KT部隊、ムツキ・ハバノ軍曹、至急基地司令官室まで出頭願います、…繰り返す、KT部隊……』
「…俺?」
「お前、なにやったの?」
放送を聞くと、ムツキはアーサーと顔を見合わた。
「いや〜、思い当たる、ふ、し、は…」
『無い』と言おうとして、ムツキは黙ってしまった。
つい先程、説教を受けた所だ。
しかし、わざわざ基地司令官直々に銃器の使用や補給について説教をする筈も無く…。
考え込み固まってしまったムツキに、アーサーはカラッとした笑顔で言った。
「至急…、だぜ、とりあえず早く行った方が良いぜ、…安心しろ、骨は拾わず外にさらしとくから」
アーサーの言葉にムツキは棒読みで返した。
「あーあー良いトモダチを持ってボカァ幸せだなー」
ゲラゲラと腹を抱えて笑うアーサーを後に、ムツキは司令官室に急いだ。