ペネトレイト・エンジェル
 しかし、ムツキは身も心も冷や汗をかきまくりである。


(やっばかった〜…)

 上官であるフレイヤに対し『綺麗な髪でちっこい』…などと考えていたと悟られるのはマズイ。

「そう、KVはな『あの見た目』に反して『鈍重』なんだ」

 フレイヤはムツキの心中もお構いなしに話を続ける。


 そのようなやり取りをしていると、フレイヤが立ち止まった。
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