ペネトレイト・エンジェル
「ミャアウー〜」


 シシマルが食事を終えて、満足げに吠えた。


「よし、綺麗に食べたな、エライエライ」


 グリグリとシシマルの頭と顎を撫でながら『疲れたからもう食わないで寝ようかな…』などと考えていると、部屋のブザーが鳴った。


 ビー〜〜〜

『ムツキ軍曹、居るか?』


「はい!、おります!」


 まさかのフレイヤの声に、ムツキは急ぎインターホンで返事をすると、ドアを開いた。
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