ハナ*ハナ
俺の気持ちをよそに
陽は徐々に登り
朝がくる。
おゆきさんは本当に
晴信くんを不幸にしたいのだろうか。
もし婚約が
取りやめになったからといって
彼女と晴信君が夫婦になることなど
到底なさそうに俺は感じた。
リュウが『呪う』のは『晴信』君。
けれど俺には
本当に呪われるのは
おゆきさんの気がしてならなかった。
『婚儀を取りやめにしたい』
その願いは
どのような形でむくわれるのだろう。
陽は徐々に登り
朝がくる。
おゆきさんは本当に
晴信くんを不幸にしたいのだろうか。
もし婚約が
取りやめになったからといって
彼女と晴信君が夫婦になることなど
到底なさそうに俺は感じた。
リュウが『呪う』のは『晴信』君。
けれど俺には
本当に呪われるのは
おゆきさんの気がしてならなかった。
『婚儀を取りやめにしたい』
その願いは
どのような形でむくわれるのだろう。